UHF帯ゲート読み取りシステム

国内主要研究機関 様

◎システム導入の背景

クリーンルームは外部から閉ざされた空間であり、災害発生時の作業者の迅速な把握が課題となっていた。現行システムでは作業者が手動で入退室を入力する必要があり、入力忘れによる実際の入室者数との不一致が頻発。また、電源喪失時のデータアクセスが困難で、緊急時の対応に支障をきたす可能性があった。
より安全なクリーンルーム運営を目指し、入退室を自動的に記録でき、緊急時でも入室者を瞬時に把握できるシステムへの更新を決定した。

◎新システムの特長

​安全性の強化

• 電源喪失時でも24時間以上入室者情報を表示可能
• 入室者情報のリアルタイム更新と表示（共連れにも対応）
• 緊急時における入室者の即時把握機能

完全自動化

• RFIDによる1メートル以上の読み取り距離を実現
• エアシャワー通過時の自動検知
• 複数人同時入退室時の正確な認識機能

​◎導入までの流れ

１．打ち合わせ及び現地調査１回目（エアシャワー周辺の寸法とWi-Fi電波状況の確認）
２．打ち合わせ及び現地調査２回目（ウェアにICタグを仮止めし、読取動作の確認）
３．打ち合わせ及び現地調査３回目（工事業者と配線及び機器取付け位置の確認）
４．ウェアにタグ取付け
５．工事・機器設置
６．運用開始